離婚が頭をよぎったらまず別居をしてみるのもあり
おひとり様や生涯独身で過ごす人も増えてきましたが、結婚をしてもすぐに離婚したり、別居したりと人々の生活は昔に比べてかなり多様化してきました。
特に女性が一人で生きていける社会になってきたこともあって、離婚に対するハードルが下がってきたことも理由のひとつでしょう。
離婚まで行かなくても別居をしながら夫婦生活を続ける人もいます。
別居したいと妻が感じることについてはこちらの〝旦那と別居したい〟妻が決意する瞬間7選と夫と別居する前に絶対に確認すべきことという記事でも詳しく紹介されていますので、合わせてチェックしてみて下さい。
では、いろんな人のケースを体験談として紹介したいと思います。
共働きなのに妻が育児や家事を全部やらないといけないケース
共働きをしているのに、旦那は仕事だけをして育児も家事も手伝ってくれなかった時に一時的に別居をしたことがあります。お互いに働いているのに私だけ負担が多すぎて、旦那と一緒にいる意味ってあるのかなと思ったんですよね。
子供がいるのでそう簡単に離婚しようとは思いませんが、旦那にも家事や育児、仕事を両立することの大変さをわかってほしくて、しばらく実家に帰ったことがあります。子供は一緒に連れて帰ったので、育児の大変さは理解できなかったと思いますが、働きながら家事をする大変さはよくわかったみたいで、旦那から謝ってきました。
一時的に別居をして家に帰ってくると、キッチンには汚れたお皿がいっぱいあって、洗濯機には汚れた洗濯物がたまっている状態でした。リビングはすごく散らかっていました。それを片付けると、旦那にすごく感謝をされました。
夫婦なのにお互い協力できない状態になっていたら、今後も一時的に別居をしようと思っています。
価値観が合わずに別居したいと考えたケース
旦那と別居したいと思うときは、やっぱり、価値観が合わなかった時。結婚したての頃は、「結婚とはこういうもの、歩み寄らないと」と考えていましたが、数年経つと、歩み寄るのにも限界がきて、諦めに変わります。
ただ、諦めるにしても、自分の気持ちに折り合いをつける時間が必要になるのと、「一生こうなのかな?これでいいのかな?」という、自分と向き合う時間が必要になる。
近くに居ると、わからなくなる事もあるので、別居はお互いを見つめる時に有効な手段にもなると思います。しかし、世間では別居すると旦那が浮気するのは自然だというのも聞くので、中々別居する勇気はないな〜と、思います。ケンカしたら、家に帰りたくないので、ホテルを検索しますが、一泊5000円だと高いし、2508円だと安く感じて、不安になるなど、結局は価格にためらい、実行できたことはありません。
子育てを終えた、いわゆる熟年夫婦の別居については、大いに賛成です。夫婦のしがらみから解放され、でも、長年の愛や情があるはず。それはそれで素敵だと思います。
小さなことの積み重ねと子供に対するパワハラで別居を考えたケース
普段はあまり気にならないし思ったこともないけれど、小さいけれど不快なことの積み重ねが溜まった時と、子供に対するパワハラがすごいときに「一緒にいるのはきついな」と感じることがあります。
小さいこととは、
・水を飲んだコップを流しに置いたままにしてある。
・外に干してある洗濯物をしまうことなく、夕方カーテンを閉められる
・抜いた髭をその辺りにぽいぽい捨てる
など、若い男子はきっとしないであろうことです。
子供に対するパワハラは、子供なんだから何度だって同じ失敗をするし失敗をしながら大人になっていくと言うのに、2度失敗しただけで激怒することですね。
失敗を許せないし、自分の思うような反応がないと不機嫌になり「親の言うことはきけ」と圧がかかります。反抗期の子供にそんなこと言っても仕方ないのにとやんわり嗜めたりフォローに入るのですが、失敗することがあってそんな時は「子供連れて家を出て行こうかな」と思うことがあります。
普段の小さなことの積み重ねから別居を考えるケース
人間の性格性質はなかなか変わらいもので、何度も同じことを繰り返したりした時にもう一緒にいたくないと思います。別居というと大袈裟かもしれません。少し離れたいと思う時間があるという感じです。
本当に夫婦の時間は良くも悪くも少しの物の言い方取り方だと思います。数を上げればきりがないですが、一つ一つは小さな事ばかりです。洗濯物の洗い方干し方、食事を出すタイミング、それこそ起きるタイミングや相談するタイミングがずれるとキレられ、くそー!となりますが、結局相手も取り方を変えれば妻と別居したい時はどれだけあるかという別の立場もわかります。
結局それでも別居も離婚もしないのは、なんのやり取りも気持ちもただの愚痴に過ぎないと思います。きっとどの家庭にも別居のきっかけは他人からすれば結構くだらないことかもしれませんが、よっぽど酷いことされるより日々のちょっとした事のほうが別居を考えるには強いかもせれません。
夫婦仲は悪くないけど家族それぞれの時間捻出のため別居を考えたケース
旦那の趣味は資格取得で本当に立派な趣味だと思います。去年、私は第二子を出産したのですが、やんちゃな長男と妊婦の体の相性はとても悪く、大変な日々でした。
それでも旦那は資格取得の勉強がしたい。前回落ちてしまった試験が心残りのようで、臨月間際の試験に応募したいと言ってきました。応募は当然、何ヶ月も前に行われるもので、その時はどんなに大変か想像できなく多少イヤな顔はしましたが、シブシブOKしました。資格取得って高尚な趣味ですよね。というか言い訳にちょうど良いというか。
臨月になると自分の体も思うように動かなく、第一子の時とは違い、子供もいるので、自分の思い通りになる事もなく、大変な日々の上に、せっかくの旦那の休みの日には、その長男を旦那に預けれなく、勉強時間の捻出するために長男をどう遊ばせるか悩む日々。別居、考えました。長男を旦那に預けて、私だけで静かに妊娠期間を過ごしたいと思いました。その試験どうなったか気になりますよね?
物に当たったりする短期な旦那との生活に耐えられず別居を考えたケース
イライラして物に当たる時,「バカ」「クソ」「アホ」といった下品な言葉を使う時。
仕事で疲れやストレスが溜まっているのはわかるが,子供の見ている前で物に当たらないでほしい。いつも「物を投げてはいけない,自分の物は丁寧に扱いなさい」と子供に注意してるのに自身はそれを守れておらず,あまりにも矛盾していて子供も納得できないと思う。そんな父親に注意されても全く説得力がないので,いい大人なんだから自制してほしい。
また,言葉遣いが悪くなるのも許せない。これも物に当たるのと同様,子供への発言と自身の行動が一致していないので,その矛盾がおかしいと感じないのかと呆れてしまう。どの言葉も人を見下すようなものなので,基本的に自分が他人よりも優れていて常に上から目線でいられると考えているように見える。でも,そういう風に振る舞うのは育ちが悪い人だと感じるし,育ちの良し悪しは学歴や家柄では測りきれない部分であって,親からの躾や自分自身の自制心がいかに重要かということまで考えてしまう。
子供に悪影響が及ぶのであれば離れてくらしたいと,このようなことが起きるたびに必ず思う。
別居を考える場合は・・・
100家族いれば100通りのケースがあるように実際はひとつだけの理由で別居を考えるわけではなく、いろんなことの積み重ねでそうなっている場合も少なくありません。
特に家族と言っても元は赤の他人で、大人になるまでは別々の人生を歩んできたわけですから、一緒に暮らして何もかもが自分の思い通りというのは難しい部分もあります。
しかしもし離婚が頭をよぎったら、一定期間一度別居をしてみることでお互い新たな発見があるかもしれないので、いきなり離婚するよりは別居する期間を設けてみるのもいいのかもしれません。