平成に起こった子どもを狙ったショッキングな事件
平和な日本でもときおり大きな事件が起こっていますが、特に子どもを狙った事件は非常に悪質なものも多く、また事件に巻き込まれた子供たちのメンタルにも大きな影響を及ぼす可能性があります。
平成に起こった事件で子どもが犠牲になった事件をいくつか挙げてみたいと思います。
神戸連続児童殺傷事件
1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件は当時私は小学生でしたが物凄く怖いと感じました。小学生の頃はあまり真面目にニュースを見たりしていませんでしたが、恐らくこれが初めにしっかりと見た事件のニュースだと思います。
殺された男の子の方は確か私と同い年だったということもあり、殺された上にバラバラにされてしまうなんて可哀想過ぎると思い辛かったです。衝撃的だったのは殺害したのは中学生だったということです。
この頃から少年犯罪が少しずつ増えて行ったように感じました。この少年の人を殺したいという思想は恐ろしいです。
まず女の子と男の子が殺される前にも猫を殺したりしていたそうで、それがわかっていたのであればその時点で逮捕するなりすべきだったと思います。そうすれば犠牲者は出なかったはずです。
納得がいかないのは2人の子供を殺しておきながら刑期を終えて何処かで名前を変えて普通に暮らしているということです。
本を出版した時はとてもゾワっとしました。あんなものお金を出して買う人なんているのでしょうか。
内容は分からないですが買う人の気が知れないですし、遺族に対して失礼です。
そして当時の週刊誌に容疑者の目の写真を表紙に使ったことは忘れることは出来ません。
和歌山毒物カレー事件
忘れることが出来ないのは1998年に起きた和歌山毒物カレー事件です。
この事件に関してですが、林眞須美容疑者は冤罪説なども出ているようですが、正直このあたりはどうなのだろうかと思います。
その理由は林容疑者には保険金詐欺で逮捕されている前科があるからです。なのでカレーにヒ素を混ぜて殺害をしてもおかしくないと思ってしまいます。
この事件の腹が立つことは犠牲者や負傷者を出してしまったこともそうですが、林容疑者の子供達の人生を狂わせてしまったことです。
時々ですが長男がメディアに出たりしているのを見掛けます。そしてTwitterもされているようですが、林容疑者の子供ということでいじめなども受けたようです。
当時住んでいた自宅には沢山ラクガキがされたということです。驚いたことに、確か2021年だったと思いますが林容疑者の娘は自殺をしてしまったそうです。
本当なのかどうかは分からないですが、やはりずっと自分の親が事件を起こしたという苦しみから逃れることが出来なかったのではないかと思います。
現在まだ林容疑者は獄中にいますが、子供に獄中から当てた手紙なんかを見たりしていると本当に普通のお母さんという感じがして顔文字なども書いたりしていて優しい印象を受けました。それなのにどうして?本当に冤罪なの?など色々な疑問が沸いて来ます。
附属池田小事件
あまりにショッキングな事件だったからかもしれませんが、池田の小学校でたくさんの小学生がなくなった事件、もうかなりの年月が経っていますが、色々な感情がわいてきます。
なんてひどいことをするんだという腹立たしい気持ち、亡くなったお子さんたちが生きていたらと思ったり、生きているにしても深い傷と共に生きている方々がいるのだと思ったりする時に感じる悲しい気持ちなど、色々な感情、それもネガティブな感情が、折に触れてこのことが話題になるたびにわいてきます。
学校は安全なところだと思っていたけれども、完璧に安全な場所ではないと人々に知らしめた事件でした。また、ちょうどあの頃、学校もまた地域に開かれたものでなければいけないと言われ、校門はいつも開いていて、地域の人々との交流も盛んに行われていました。
それが一気になくなりました。地域の人々と児童の交流は、より親身となれる見守り活動につながり、家庭で虐待などを受けて困っている児童を救出することにもつながっていました。というようなことを思うと、更に悔しい気持ちになります。もう二度と怒って欲しくない惨事です。
事件のその後など・・・
神戸の殺傷事件についてはその後、少年Aは釈放され現在は名前を変えてどこかで普通に暮らしていると言われています。一時期本を出版したことでニュースにもなっていたので知っている人も多いかもしれません。
和歌山のカレー事件については被告は現在も獄中生活ですが、まだ死刑にはなっておらず、冤罪の可能性も指摘されています。
池田小の事件については現行犯のため、その後死刑が確定し、犯人の宅間守被告はちょうど事件の3年後となる2004年に死刑執行されています。
日本だけに限らずどこの国でもこうした殺人事件は毎日のように起こっていますが、特に未来ある子供を狙った犯行は本当に許せません。