遺品整理や不用品回収、ゴミ屋敷の片付けなどのリアル
欧米に比べると日本人と言うのは新築が大好きな人種で、これだけ少子化が問題になっていずれは日本の人口もどんどん減っていくのにも関わらず、新しい家やマンションがどんどん建てられているのが現状です。
これは何を意味するのかと言うとその代わりに地方などは空き家がどんどん増えていって、大きな問題になっています。
このまま行くと相当数の空き家が今後も出てくることになります。
また同様に高齢者の一人暮らし問題も浮上しています。昭和の家族を象徴するようなサザエさん一家のような世帯は減少傾向にあって、家族もバラバラで生活している人も多いのではないでしょうか。
結果として年老いた夫婦が地方で住んでいるパターンが多いのですが、もしこの老夫婦のどちらかが亡くなると、1人暮らしになります。そのまま一人暮らしを続けていると、いずれ孤独死ということになってしまう可能性もあります。
もちろんそれまでに他の家族と一緒に暮らしたり、老人ホームなどに入居できればいいですが、そうでない場合は一人で暮らさざるを得ない状況になります。
遺品整理を兼ねた不用品回収
実は我が家では新型コロナ渦の中でGWの時期に90歳という年寄の母を亡くしささやかな葬儀を行いました。
そんな中で改めて両親や母の残した遺品というのは数多くあるのに気が付きました。
そんな中でこの季に我が家では先のG・Wのコロナ渦の連休の最中に、天気がいいのも手伝って、家の中の遺品整理を兼ねて整理、整頓を実施してみたのです。
遺品整理といってもさすがにやはりと思うくらい不用品と思しき物が沢山で出てきましたね。
その代表的なものに洋ダンスや和ダンスなど大型のものもありましたが、さてこれらの不要になった、又は、不要と思われる物をどう処分するか、破棄処分にするか換金できるものは換金するか、一寸悩んでしまいました。
そして、これらの不要のものをリサイクルショップに持ち込んでみたところ、タンスを始め殆どのものは買取り、又は受け取りを拒否されてしまったのです。
まだ新しそうなタンス類などは結構高く買い取ってもらえるものと思っていたが、特に業者が言うにはタンスのようなものは近年では生活様式の変化によって買い手がほとんど使いとのことでした。
結果的には役所関係の大型ごみ処理ということで、逆にお金を払って引き取ってもらったのです。
昨今、軽トラックなどで住宅地を回ってきて、盛んに不用品の買取を行っているようですがご時世でもあり、リサイクルショップでの不用品の買取ニーズは非常に高くなっているともいわれているようですが、気がつくところ家電製品やIT製品等の中古買取りなどは積極的に行っているようですが、一般の不用品についてはお金を出して引き取ってもらうようですね。
複雑な宝の山での作業
友人がリサイクル業者をしていて、遺品整理もしています。言うまでもなく大変キツイ作業であるそうですが、それ以上に切なくなる仕事だということらしいです。
遺族がいる場合、そのまま遺品は捨ててくれと、言われる事も本当に切なくなるそうです。遺族がいる方はまだマシな方で、いない場合は、売れるものは売る、売れないものは処分する。
商売とはいえ、なんとも言えない気分になるそうです。ただ、やはり、なくてはならない大切な仕事だと思います。ゴミ屋敷の清掃作業も、変な言い方ですが需要がある仕事です。
ゴミをめんどくさいから捨てないという方、捨てることができないという方、そういう方がいる以上、大切な仕事です。で、そのゴミの中から売れるものを探す事も、仕事とはいえ複雑な気分になるそうです。
遺品整理は悪い言い方をすれば、宝の山になることもあり、それを生業をしている人たちには商売としてやる以上は、割り切るということが重要だそうですが、どうしても完璧には割り切ることはできないでしょうね。
表には出していても…。そんな、重要で大切な仕事は、絶対になくしてはならない、業者さんだけではなく、社会的な問題だと思います。これも近年問題になってきた高齢化社会問題のひとつではないかと思います。
話すと長くなりますが、遺品整理等の業者さんによると、いろいろな体験をしているそうです。もちろん心霊的な…。
不用品回収と遺品整理
不用品回収の専門業者さんに仕事の依頼が入る時には、遺品整理の為の作業になる事が少なくありません。
なぜ、遺品整理という切ない仕事が依頼される事になるのでしょうか。そのバックグラウンドには孤独死が関係している事が一つの理由です。
一人暮らしの生活をしている方々は大勢いらしゃいます。色々な事情で家族と疎遠になり、一人で暮らし、一人で生活をし、一人で一生懸命に仕事をして働き生計を立てている。何の楽しみも無く、孤独に耐えながら毎日を過ごしている。
中にはそういう暮らしを楽しんでいる方々もいるかもしれません。誰にも邪魔されず、自由に自分が生活しやすい様に暮らし、一人暮らしを満喫されている方々もいるでしょう。
しかし、そういう方々でも、もし、怪我をした時、また病気になってしまった時はどういう状態になるでしょう。精神的にも肉体的にも辛い思いをされるのではないでしょうか。
誰かの助けが必要だと感じても、それを正直に話すことが出来ない、自分自身の中に気持ちを隠して、ただただ我慢をしてしまう。病気になり、その病気が進行しても経済的に病院で治療を受けることすら出来ない。そんな状態に陥ってしまい最終的には孤独死に至ってしまう。とても悲しい現実です。
その悲しい現実を具体的に表す言葉が「遺品整理」です。亡くなった方が生前どのような生活をされていたのか、どのような気持ちで毎日を送られていたのか、遺留品で少なからず分かる事があるかもしれません。遺品整理の為の不用品回収は大切なお仕事となるはずです。
遺品整理業者に依頼する場合の業者の選び方
もしこうした遺品整理や不用品回収、空き家の片付けなどを業者に依頼する場合、どこに依頼すればいいのでしょうか。
今現在遺品整理や不用品回収を行なっている業者は日本全国で見れば、かなりたくさんあります。
冒頭でも書いたようにそこら中に空き家が増えている現状で、そのまま放置するわけにもいきません。
また孤独死の場合は誰にも気づかれずに何日も経過している場合も珍しくなく、夏場などは悪臭を放っているようなこともあります。
そうした場合でもそのまま放置することはできないため、ご遺体の片付けから部屋の掃除まですべてを家族のものがやらなければなりません。
こうした作業はある程度経験や実績のある業者にお願いするのがいいでしょう。
また、多いのが子供たちは東京や大阪の都市部に暮らしていて、両親が地方に暮らしているパターンです。そのままご両親が亡くなられた場合、後片付けや遺品整理などをするために地方まで行く時間がなかなか取れない人も少なくありません。
そんな場合は東京の業者でやっている業者ではなく、その地方で営業しているところに依頼しないといけません。どうしても遠方で電話などの対応になってしまうので、遺品整理を東京でも地方でもやっているような大手にお願いするほうが多少は安心感もあっていいかもしれません。
今はこうした業者の口コミや評判もネットで見れる時代ですから、実際にその業者さんを利用したユーザーの口コミなんかを参考にするのもいいと思います。